高原の風に吹かれて vol.1
梅雨明け前に、用事で足を運んだ軽井沢。
流石に避暑地は、まだ寒い。
駅を出ると、いきなり横殴りのミストに出迎えられ
髪の1本1本に至るまで、しっとりと潤されてしまった。
私の住む関東は、ねっとりとまとわりつくような蒸し暑さがあり
爽やかさなど微塵もないが、この明らかな天候の違いには
ただただ、驚かされる。
慌てて、持っていたカメラをタオルで保護し
高原に咲く花たちにレンズを向ける。
丁寧に愛でたい思いは、やはり、天候に関わらず、止められない。
駅前ロータリーに咲くヤマボウシ。
歩行者デッキの上から見下ろすほどのボリューム。
アナベル2景
ノコギリソウ 白も清純な感じがして可愛らしいけれど
ピンクの小花の集まりもまた、魅力的。
別荘地で見つけた薔薇たち。
何となく、この地においては、花の名前を漢字で綴った方が
マッチしている気がする。 不思議だけど。
藤の花も、ようやくこれから開花を迎えるらしい。
房は短くても、色がとても艶やかだ。
トラノオもまだ、咲き始め。
マイクロモードで覗く、その醍醐味は
小さなお花をワイドに表現できること。 やはり、魅力的な白い花。
ホタルブクロも、つぼみがいっぱい。
カルミアのつぼみたち。
金平糖か、はたまた、アポ○チョコか、という感じ。
花が開くとまた、趣が変わる。
とある邸宅のお庭に咲いていたカンパニュラ
そして、傾斜地に咲くは、トリアシショウマ
花屋さんで売っているものは見たことがあるけれど
普通に道端に咲いていることが、やっぱり、不思議。。。
日々、人間の手で作り出された「便利なもの」に囲まれ続けていると
どこか、心が渇く。
時にはスマホやパソコンから、ちょっと解放される時間も必要なのかもしれない。