次世代に繋ぐ
ノボタン。
もしくは、シコンノボタン。
漢字で書くと、紫紺野牡丹。
やはり、日本人にとっては、カタカナ表記よりも
漢字表記の方が、見ただけでイメージが湧くなぁと
かつてしみじみ思った植物のひとつ。
今はまだ時期ではないので
花の蕾も出てはいないけど
暦の上での「秋」を感じる頃から
少しずつ、少しずつ、紫色の花を咲かせ始める。
原産地はブラジルなので、寒さに対してはどうなんだろう…と思うけど
現地の山や野では、よく見かけるポピュラーなものなのだそうな。
紫紺の花はとても美しく
父が大好きだった花なので
何となく、毎年、私もその花が見たくて
生長を楽しみにしている植物のひとつ。
先日の大風で、枝が折れた。
まぁ、木は枝の1本を失ったくらいでは
全く影響はないけれど
何となく、このまま捨ててしまう気になれず
負担になる部分と葉を大胆にカットして
挿し木にすることにした。
やがて、この枝も、枝ではなく幹となり
同じ様な枝を茂らせ、紫紺の花を咲かせるまでに
生長することだろう。