風のつばさ

思いのままに吹く風に乗って、今日はどこに飛んで行こう♪

ハローキティジェット @ 羽田空港

あえて各駅停車のモノレールに乗り
大好きなヒコーキを見に行った。

途中駅で「快速」が抜いていくのを待つことも
どこか人生の息抜きの時間の様な気がして
嫌じゃない。

先を譲った列車が通過し
再び、自分の前に伸びたレールが繋がれるのを
待っていればいいだけのこと。
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たったそれだけのことが
かつては待てなかったものだ、と思い出し
くすっとひとり、笑ってしまう。


まずはココから離陸機を狙う
ちょうど「模様付き」のエバーが上がってしまったので
さほど、普段は飛行機には興味のない人たちまで
「すげー!」なんて言いながら、カメラやスマホを向けている。
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「すげー!」よね。
私も、そう思うよ。

具体的なことよりも
上がった姿を見て、そこから伝わってくるものって
ちゃんとあるんだなぁ、これが💛

機体を追いながら、車輪が格納されていく様を
見つめるのもまた楽し。
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梅雨っぽい時期とはいっても
たまに雲が切れて
青空がちらりとのぞくと、飛行機も映える。
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あぁ、ただ、この時点で
車輪がすっきり収納されていたなら
普通にステキな1枚となっただろうに。。。


台北は、松山空港に隣接して
新生公園というところがあってね。
私はそこが大好き。
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まさにエバーのキティジェットが
頭上をかすめて降りて来た、あの光景・・・

しみじみ思うのは、やっぱり
同じ価値観を持った、同じ趣味の人と一緒じゃないと
撮影の旅は窮屈、ってこと。

相方に気を遣いながらでは
存分に集中できないし
そんな時、無関係なことを話しかけられると腹が立つ。

私は撮影に行く、と事前に告げてあるのだから
共に居て不機嫌になるのなら
着いて来なければいい。

同じ時を過ごしてはいても
それぞれに感じるものが違うように
つまらないと思うなら
自分が楽しいと思えることをやればいいのに。

と、ふと、かつてのことを思い出し
ちょっと嫌な思いになった。
その手の友とは、多分、もう海外には一緒に行かないと思う。


「だってヨォ~、オレ、別にどこでもよかったんだよ。
なのにヨメがさ~、コレに乗りたいっていうから
オレ、旅行会社に行って、全部やってやったんだぜ~。
飛行機に乗ったら、座席の頭のところのヤツとか
紙コップとか、も~あっちこっちにキティちゃんで
オレ、キモかった。
向こう行ったら、買い物ばっか、してやんの」

・・・と、隣に立って飛行機を眺めていたヒトが
彼の友人らしきヒトに、しみじみ語っていた。

「相当、キモイぜ、あのヒコウキ」
・・・彼の友人は「へー」と言っただけだった。

聞くともなしに聞こえて来たその会話を聞いて
笑いがこらえなくなってしまった。


みんな、感じることは同じなんだなぁ、とね。
ただ、その対象がチガウだけで。

そんな下界の会話など無関係な次元に向けて
キティジェットは空高く翔け上がっていく。
青空も見えてはいるけれど
やはり、雲が低いと見えて、あっという間に姿は隠されていった。
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