ゴーヤのつぶやき
やっとこさ梅雨が明け
関東も連日、夏空な日々・・・。
あちーなぁ、などと思いつつ
歯ブラシを咥えたまま
ガラス戸越しにバルコニーを眺めてみる。
ふと、そこに植えてある植物の先端の葉が
くるりと丸まっていたので
サンダルを突っかけて、外に出てみた。
やっぱり・・・。
何かの虫が、葉にたまごを産み付けていた様だ。
うぇぇ~~~っ、即、抹消!!!
ついでに、ちまちまと枯れた葉や枝を折り取り
萎れた花を摘んでいたら
あっという間に時間が過ぎて
暑さに脳みそが溶けそうになってしまった。
あ、もしかしたら
この「もうひと頑張り」が
熱中症を引き起こすのかもなぁ~などと思いつつ
大汗かいて室内へ。
それでも、しゃがみ込んでの花いじりもまた
視点が違っていて、面白かった。
私の腰の高さほどしかないミソハギも
見上げれば、色に似合わぬ逞しさをもって
青空を突き刺そうとしていたし
視界を遮ぎるゴーヤなんて
四方八方から蔓を伸ばし
ほれほれ・・・と、私の腕や首筋にまで
ちょっかい出してくるんだもの。
どうせ、先端は丸まっているくせに、と笑ったら
雄花3兄弟が、絡まるところを作って下さい、と
懇願してきた。
仕方なし、支柱を1本、根を傷つけないように気を付けながら
枝に沿わせて、土の中に突き刺して来た。
立った私の目線と等しい位置に
見つけた雌花のゴーヤの実。
夏はまだまだこれからが本番ですよ、と
無言のうちにも、強く訴えている様な気がして
背中を伝う汗を感じつつ
何度も何度も、あっちいなぁ~と呟いてしまった。