風のつばさ

思いのままに吹く風に乗って、今日はどこに飛んで行こう♪

6月に吹く北風

6月の声を聞いた途端
なぜか朝夕に吹く風が強く・冷たく

半袖のまま出かけてしまったことを
少し悔やみそうになってしまった。

もっと早く帰る予定だったのに・・・

などと思えども
時間が過ぎるのは、早い、早い。

駅からマンションまでは
なるべく気温を感じないように
ささやかな抵抗をしてみようと
レコーダーから、音楽を引き出し
安全の妨げにならない音量で
聴きながら歩いてみる。

エレベーターを降りた途端
吹きさらしにされている外廊下を
凄まじい勢いで風が通って行った。

「寒っ・・・」と
ついついイヤホンを耳に突っ込んでいるのを忘れ
声に出して言ってしまった。

全く。
風も自分のチカラを見せつけようと
玄関のドアにさえ、負荷をかけて見せる。

ただいまー、と小さく呟く前に
もう、猫がふわっふわの毛を
足元にこすりつけて来た。

自室に荷物を置き
すりガラスの内窓を開けてみると
その向こうに広がるのは、夕陽に染まるトワイライトピンクの空と
風に大揺れしている、バルコニーの植物たち。

もはや、それぞれの花の色さえわからぬほど
全てがシルエットにされてしまったけれど

どこか心魅かれるものがあり
すぐにカメラを手にしてしまった。
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明日もまた
同じ様な天気になるのだろうか。。。