晩夏 日没後の空模様
大空のキャンバスに
ダイナミックに白い絵の具をぶちまけて
そっと日没の色を流し込んだような光景に、ハッとさせられた。
すっかり涼やかな風に慣れてしまうと
この夏に体験した猛暑・酷暑の暑さの記憶も薄れ行き
いつの間にか、それがどんなものだったのか
はっきり思い出せなくなっている。
・・・全く、ね。
時間と共に、空にある残光も薄れ行く。
うわぁ~!!!
無数の鳥たちが、群れでやってきて
鉄塔や電線にとまりはじめた。
都会のムクドリたちは
自身のねぐらを探すにも、それなりに苦労を強いられている様だ。
さ、夜が来る前に、おかえり。
街には少しずつ明かりが灯り始め
空はいよいよ色を消していく。
空に浮かぶハーフムーン。
こちらは時間と共に、更に明瞭にその姿を浮かび上がらせている。