脱、日常へ
実機に乗ったわけではないけれど
STARWARS塗装の機体
シートのヘッドカバーまで
ちゃんとこだわりがある様で…。
左端に写っているのがエコ席
そしてこの2席は、ビジネスシート。
「よろしければどうぞ、おかけください」
と言われたので、両方の座席に座ってみた。
かつて、海外に縁があった頃は
狭い機内、とか、狭いお座席、だとか
アナウンスの中に言葉が盛られても
何が「狭い」のか、わからなかったけど
流石に今はもう、飛行時間が10時間を超える路線には
余程のことがなければ、乗りたくないって思うし
7~8時間の路線でさえ、二の足を踏んでしまう。
私が20代の頃、母はまだ40代だったので
海外にはよく連れ出し、いろいろな光景を目にしてきたし
日本では出来ない体験もいっぱいしてきた。
なぜなら、母が今の私の年齢の時には
もう、夫である私の父の
介護生活が始まっていたからね。
遠慮が先立ち
ヒトの目や世間の常識を気にして
やりたいことを、あえて我慢してやらない
というのは
絶対に勿体ない、って思ったし
余計に自分を日常に縛りつけ
心身ともに疲弊するだけだから。
努力や頑張りなんて、いつか限界を迎える。
だから、そんな中だからこそ
多少の無理はしたとしても
「海外」に目を向ける機会が備えられていた、って
本当にありがたいことだったな、と思う。
私にとっても、母にとっても
自分たちが元気なうちに、あちこち渡航出来たことは
間違いなく、大きな人生の財産になったし
全く、飛行機という乗り物は
そういう意味でも 「非日常」ではなく
私にとっては、「脱!日常」だったな、と改めて思った。