風のつばさ

思いのままに吹く風に乗って、今日はどこに飛んで行こう♪

8月の思い出 ~猿島探訪~

この日に食べた、シュウマイ弁当が
とっても美味しかったので・・・💛
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もう1回、正面からのショットを載せちゃおう!


自然林を有する、東京湾内最大の無人島、猿島
ここからは、縄文・弥生時代の石器や土器なども発見されているそうで
結構な歴史のある島、なのですね。

湾の防備のため
台場や要塞が作られた幕末・明治の時代
第二次世界大戦の戦火をもくぐり抜け
当時の建造物が今にも残る、貴重な歴史遺産の数々・・・

そんなところが横須賀にあったなんて
お恥ずかしながら、知らなかった。
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島の周囲は約1.6キロ
普通に歩けば、30分くらいでぐるりと周れそう。
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苔むした、石垣が続く道・・・
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ちょうど木立の枝葉たちが日除けになってくれるので
1歩、島内に足を踏み入れると
どこか湿気を含んだ風が、ひんやりとまとわりついてくる。


今は、すっかり一般開放されているので
歩きやすいようにと
道も整備されているのね。
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8月のお盆の時期・・・
聞こえて来る蝉しぐれ

もっともっと観光客も子どもたちも
いっぱい居るのかと思ったら
案外、そうでもなかったワ。


さて、ここからは弾薬庫や兵舎などの
要塞施設が並ぶ、切り通し。
ところどころにはめ込んである説明書きと
該当箇所の写真を、貼って行きます。
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いろいろと機能的に設計・建造されたのですねぇ・・・。


こちらは小窓があるので
きっと兵舎だったのでしょう。
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晴れた日・季節の良い時はいいけれど
ひとたび天気が荒れたなら
大変な時もあっただろうな。。。
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遠目から見れば
こんなところに要塞があるなど
気づかれ難いかもね。確かに。
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それにしても、レンガの積み方に
「フランス積み」と「イギリス積み」とがあったなんて
知らなかったなぁ~。
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へぇ・・・現存している
明治20年以前のれんがの建築物って
全国で22件しかないのかぁ。

しかも、更にフランス積みともなると
たった4件しか確認されていないんだぁ。
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それを思うと
確かに貴重な歴史遺跡、なのですね。


自然の地形を生かした要塞・・・
外側から発見されにくいことも、重要なことだけど
そうしたこともふまえて
しっかり計算されている当時の建造技術の高さには
本当に驚いてしまいますね。
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要塞やトンネルの出入口も
枝葉の生い茂りによって、カモフラージュされちゃうのね。。。
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もさ~~~っと、ね。
あ、でも、冬の時期はどうなんだろ。
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利便性と機能性を併せ持った構造・・・
凄いですよね。
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近年、こうしたところを積極的に訪れる
歴女というより、遺跡女子たちもいるみたいで
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この日も、コンパクトなデジイチを持ち
納得がいくまで、カメラを向け続ける彼女たちが
そこにも、ほら、あそこにも~!

ロマンを感じる、そうで
楽しいんだろうなぁ~。


そして、島内の要塞と並ぶ見どころは
砲台と砲台跡。
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入口から入って
内部で直角に「曲がっている」トンネル・・・か。
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なるほど。
真っ直ぐじゃないから、向こう側からの光が入らず
表からは、そこにトンネルがあることが、知られないのかぁ・・・。


島内5カ所にある、砲台跡。
異国船の進入防止と、迎撃のため
設けられた砲台だけど
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「戦い」の主流は海から空へと
急激な展開を見せたことから
砲台に据えられた大砲は、実戦では使われなかった、とのこと。

ふうむ。。。
確かに、船に武器をあれこれ搭載して攻撃して来ても
1発、致命的な攻撃を受けたら
ダメージ、大きそうだものね。海上の戦いって。

でも、空なら、小回りが利くし
攻撃するにしても、更に的が絞れるようになるものねぇ。
つまりは、それまでの常識とは、全く違う次元の戦いになり
既成概念が通用しなくなった、ってコトかぁ。
ふうむ・・・。


まぁ、そんなわけで実際は
猿島に据えられた大砲などは
実戦で用いられることはなかったそうで。

戦後、進駐軍によって大砲は解体されたので
今は、その名残としての砲台を見ることしか
出来ないのだけど

結構な、大きさだったのですねぇ。。。
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こうした砲台跡が、島内に5つ・・・。
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私もパンフレットの裏に記載されている
島内の地図を手に、ひとつずつ、探してみました。
全部、似たようなものばかりなので、写真は1枚のみ。


そうそう、余談だけど・・・
猿島は海水浴と、自然林散策の両方が
一度に楽しめる場所だから

ビキニ姿のお嬢さんたちや、海パン姿の殿方が
海水浴の格好のまま、島内をうろうろしていて
あれには、ちょっとビックリ!してしまったなぁ。。。

スタイルに自信がある人しか
勿論、そんなことはしていないのだろうけど
それ以前に、自然林が生い茂る場所だもの

少しでも土がある場所には雑草が生い茂り
いろいろな虫が生息しているんだから
露出が多いと、それだけ彼らのエジキになるど~~~。


と、そっと教えてあげたくなりました、トサ。
続きはまた、次回~。