風のつばさ

思いのままに吹く風に乗って、今日はどこに飛んで行こう♪

Haneda sunset

私の部屋が西向きだからなのか
どうも夕陽を見ると
途端にカメラを向ける癖がついてしまった。

そして、それが出先であったとしても
特有の夕陽の色を見てしまうと
その光景を写し撮りたくなってしまう。


帰国する友人を送りに行った
余程、搭乗までに時間がある人や
あるいは路線バスなどを利用する人以外は
ココのエリアには来ないであろう。

だから、窓ガラスを挟んではいても
多摩川と東京のビルと、浜松町駅と空港を結ぶモノレールが
シルエットになって浮かび上がるこの光景を
静かに独占出来る時間は、たっぷり備えられている。
イメージ 1
ビルやモノレールのひとつひとつの窓に
複数の人たちの姿があるのだろうけれど

細かな日常やそれぞれの事情など
それこそ知る由もなく
いや、それら全ても覆い隠すほどに
夕陽が作り上げる影絵の黒は深い。


少しずつ、ターミナルに近づくモノレールの側面を
強烈に陽が照らす。
イメージ 2
そして、厚い雲が落ちて行く陽を捕まえようとしていたけれど
お構いなしにすり抜けていく。

あぁ、もう少し、引いてシャッターを切ろう。
イメージ 3この陽が次に沈むころ
友はもう、自国の自宅で、日本からの土産物を
ひとつひとつ取り出しながら
長きに渡ったホリデーのことを
どこか懐かしく思い出しているのかもしれない。