欠航、振替、そして・・・
それにしても、だ。
ある意味、全てが順調すぎると
それがアタリマエの様になってしまい
こと、今のような生活になってからというもの
どんどん自分が緩くなり、打たれ弱くなっているのを自覚してしまう。
だからこそ、ちょっとしたことに腰が重くなってしまい
これではイカンな~、と思うのだけど・・・
この前、大阪に行った折
こともあろうに、東京に戻る日
春の嵐と遭遇してしまった。
帰路は関空からの空路。
鉄道駅を間近に見ながらも
1時間かけて空港まで行くことになった。
感謝なことに、現地在住のブロ友さんが
快く車で送ってくれて、随分と助けられ
本当にありがたかったなぁ。
前を走る空港行きのバスが
威勢よく水しぶきを上げながら走行してる…。
朝よりも昼、昼よりも午後
そして、搭乗予定の夕刻の便が飛び立つ頃には
春の嵐の影響を、まともに受け始めるかも…とかで
自宅で留守番をしている母など
「便を早めて戻っておいで~」と、何度も何度もメールを入れてきた。
業務ならともかく
旅行会社を通して購入した安いチケットだもの。
乗るか止めるか、だけで、変更なんて出来ないのよ。
空港に近づくほどに
雨脚がどんどん強まって来て
もう、笑うしかないって感じだったわね。
「このあたりに来れば、天気が悪くても
いつもは関空が見えるんよ」と、運転しながら友人が言った。
見事に、な~んにも見えん・・・。
かなり空港に接近して
やっとこさ、ぼんやりと空港が見えて来た。
もう、今回は撮影どころのハナシじゃないわね。
いずれまた、リベンジ!に行きましょ。
先にチェックインして、荷物を預けてしまえば
身軽になるので、友人にはちょっと待っててもらって…と
航空会社のカウンターに行ったら
ん???
んんっ・・・!!!
”결항이 되었습니다” ・・・って
欠航に なりました、だよね、と
行先も「東京」、スケジュールは「17:00」
アタシが乗る便ジャン。
お、日本語版も出て来た~。
悪天候が理由ではなく
バードストライクがあった影響で
機材運用が出来なくなったらしく
母の希望通りに、他便振替…になりまして。
東京行き、とて
成田に飛んでもショウガナイので
直近の羽田行きに振り替えて貰ったら
ゆっくり空港内を見学する時間もなく
車で送ってくれたブロ友さんと
わざわざお見送りに来て下さった
もうひとりのブロ友さんと一緒に30分くらいお茶をして
ありがとうございました♪と頭を下げて
またね、と手を振り
ストレートに搭乗口へ。
もう、他の乗客の方々は
大半が機内へ移動されたので、私たちもすぐに搭乗を促され・・・
でも、折角の機会
駐機している機体をカメラに収めねば、ね。
ホントは黒い外装の、皮張りのシートに座る予定だったのにぃ。
くくぅ~~~~~
そこにはB3の可愛らしい機体が停まってて。。。
・・・イヤ、というわけではないけれど
未体験の機材に乗りたかったからね。
雨がいよいよ強くなり
それでも、グランドさんたちは傘がさせないから
雨具を着用して、翼の下で雨を避けつつ
次の業務の指示が出るまでスタンバイ。
本当に、お疲れ様です。
グランドさんたちの働きがなければ
荷積みも荷卸しも、プッシュバックも成し得ないこと。
ありがとう~~。
さ、外部からの電源供給のラインも外され
出発準備も終盤。
・・・あ、自分が乗らないと。
比較的、座席には余裕のある便になった様ですね。
いつものように、搭乗機種を記録して、と
グランドさんたちのお見送りを受けて
・・・こちらこそ、ありがとう!!!
じゃんじゃん降る雨の中
元気にお手振りいただきましたよ~。
私も機窓から
思いっきり両手を振らせていただきました♪
ターミナルから見られなかった分
滑走路へ移動する間、機窓から見える飛行機たちを
もうヤケクソ!でとらえて行きます!
降雨のけぶりに白くなる、間近な光景・・・。
雨の激しさ、ご想像下さいませ。
機窓にも、じゃんじゃん雨粒が当たっては
流れて行きます。
雨はいよいよ激しさを増し
それでも、普通に滑走路に向かっていく機体に
どこか逞しさを覚えてしまいますね。
エンジン音と振動が激しくなり
後ろに引っ張られるような感覚の中
ふわりと浮き上がった瞬間を覚え、窓の外を眺めてみたけれど
真っ白!でな~~~んも見えん。。。
機体を傾けて旋回しているのだろうけれど
感覚が伝わってくるだけで、な~んも見えん。。。
機内も乗客がまばらで
それぞれがそれぞれの時間を楽しんでいる、という感じ。
「みなさま、本日は気流の関係で
冷たいお飲み物のみのサービスとさせていただきます。
お手元のお飲み物にも、十分にお気を付けくださいませ。
なお、大きな揺れに備えまして、シートベルトをしっかりと
腰の低い位置でお締め下さい」
・・・カップに注がれる飲み物の量で
なんとな~く、先の揺れを想像したりして、ね(笑)