香港の記憶：キャセイパシフィック航空 【羽田空港】

羽田空港D滑走路からの離陸。

２タミの展望デッキから

目一杯、コンデジの望遠機能を駆使して

あがりの機体をとらえてみる。

キャセイパシフィックのジャンボ機。

今やこの機体も、外国のキャリアに縋るしかないからね。

空に浮き上がってすぐに、車輪が格納され

たちまち大きく捻って、右旋回。

そして、南西の方角へと飛んで行った。

香港は、返還前のことしか知らない。

空港だって、まだ香港島にある啓徳空港の時代だもの。

ビルの上、すれすれを通り過ぎて行く

あのダイナミックな光景が見たくて

ふらりとフェンスの近くまで、歩み寄ったものだ。

大型機が、バンバン離発着していたっけ。。。

あれから、かなりの年月が流れようとも

私の記憶の中の香港は

あの日から進むことはない。

いつかまた、かの地を訪れる日が

来るのだろうか。