伊良部大橋、佐和田の浜、そして下地島空港 【宮古島探訪】
今年1月に開通した、伊良部大橋。
通行料金を徴収しない、日本最長の橋となった。
途中、2か所の起伏があり
橋の最高地点からの眺めは
そこが「海」の上、というよりも
「天空」を翔けているかのように感じる。
今年から用いられることになったらしい。
結構な勾配があるので
アイアンマンたちにとっても、走りがいのあるコースかもしれない。
この橋が開通したことで
土地の、人の流れも変わったことだろう。
佐和田の浜。
1771年に起こった大津波で打ち上げられたと言われる
大小様々な岩が、そこここに転がっている遠浅の浜。
どれほどの威力だったのだろう、とふと思う。
しかし、人知というのも大したものだ。
この干潟に石を積み上げて魚の「垣」を作り
潮の満ち引きを利用して、干潮時にそこに取り残された魚たちを捕獲する
という方法を生み出したそうな。
その浜の左奥には、隣接した下地島にある
下地島空港の誘導灯が、海に付き出しているのが見える。
この下地ブルーの海の色は
上空からも、見事な美しさとして
パイロットの方々の目にも映っていたそうな。
この誘導灯に導かれ
計器着陸装置に誘導されつつ
再びこの滑走路に舞い降りて来る機体は
果たして、どんなものとなるのだろうか、と
静かに時を待っているかのようなこの光景を眺めながら
ふと思ってしまった。