風のつばさ

思いのままに吹く風に乗って、今日はどこに飛んで行こう♪

glory!

自分のために買った
たったひとつの台湾土産。
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ある意味、ちょっと贅沢に聞こえるかもしれないけれど
どこに行っても、コレ欲しい!と思うお土産が、ない。

日常生活の中で、実際に使うかどうかが購入の判断基準になるので
案外、スーパーで見つけたリップクリームや
現地空港の売店で並んでいた雑貨などの方が
帰国後も便利に使えたりする。

しまっておいたり、飾っておくものは、もう要らない。
こんなこと、自分の手で収入を得ていたあの時代には
全く考えられなかったことだ。


それゆえ、旅は身軽に出て、身軽に帰って来る。
普段使いのバッグとエコバッグだけでアラスカに行った時は
流石に同行者たちから、呆れた…という眼差しを浴びせられたけど
着替えなんざ~シャワーついでに洗濯すればいいことだもの。
余計なものは、要らん。

だから、買い物し過ぎて
荷物がトランクに入らなくなり、困った…なんていうこともない。

バッグは前の座席の下に、エコバッグは持ち手部分を緩めに縛り
手荷物入れの棚の中に収め
あとは窓側の座席に座り、出発から到着までの間
存分に機窓からの光景を楽しむ。
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結構なスピードで航行しているのに
あまり速さを感じないのはなぜだろう。。。

これだけもくもくの雲が発生しているのだから
下界はそれなりに悪天候なのだろう。

雲の上は、いつも青空!!!
ここまで飛んでこないと見られない。

そして、太陽と逆側の座席に座らないと
この光景はお目にかかれない。
見て! 雲に映った丸い虹!
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更に条件が重なれば、この丸い虹の中に
乗っている飛行機の影が映るのだけど
今回は、残念ながらそこまでは見られず・・・。

ブロッケン現象といえば、おわかりになるだろうか。
英語では " glory "  
英語のサイトだけど写真が綺麗なので是非、覗いてみてね ⇒

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一定の室温が保たれた客室に座り
パソコンからも、スマホからも切り離された時間。。。

搭乗機は、まだ電子機器の使用制限がある機体ゆえ
上にあがっている間しか、デジカメの使用許可も出ない。
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ゆっくりゆっくり機体は降下を始め
目を凝らしてよく見ると、雲の切れ間から
時折、陸地が見え隠れするようになってきた。
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ちょいと右旋回~~~。
翼の先端に取り付けられた、ウィングチップ・フェンス。
あぁ、そうだった。この機体はA330だったね。
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この空の碧さが、私は大好き。
いつか私が眠りについた時
この大空よりももっともっと高いところに
引き上げられていくのだな、といつも思ってわくわくする。
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島、が見えて来た。
上空から俯瞰すると、形状などがよくわかる。
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限られた平坦な部分には
民家がいくつも建ち並んでいるのが見える。

人々の生活の営み・・・。
とてもとても高層マンションやビル群に固められた土地では
自然と人とが放つ、生きた息吹の魅力はない。

空も海も、青かったんだ、と改めて思う。
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下方に伸びたウィングチップの左下に
日本のシンボル、Mt. Fuji の姿をとらえた。
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ここまでくればもう、目的地まではもうすぐだ。

ただし、高度を下げてきた分
関東の空に広がる雨雲に、勢いよく機体が突っ込むことになり
揺れとスライドで頭ががくがく揺らされた。

はは~ん、これが続くと飛行機酔いになるわけね。
いまだかつて、私は未体験だけど。

でも、こんな時でも夫ったら
隣の席で「少年ジャンプ」を読んでいるのだもの。
目を悪くするから、おやめなさい、と言っても
「ダイジョブ、ダイジョブ」と
揺れる方向に、器用にマガジンと体を連動させながら
んはははは…!なんて笑ってる。

やれやれ。
おかげで、望遠機能を駆使し
執念!で撮った富士山の写真も、こんなん…。
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揺れの激しさ、伝わりますでしょうか。

さて、成田空港へのアプローチ
一度、海上に出てぐるりと旋回~。
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ここから先の撮影は、全ての電子機器のご利用をお控えください
になってしまったので、ナシ。

次にこのわくわく体験が出来るのは
いつになることだろう。
いや、私は肉体の命が尽きたその後でも
永遠の glory を見続けることが出来るのだっけ♪