上空の機影
余程、上空の気流が荒れない限り
定期便が飛んで来る、夕刻の空
4発機の機影、地上(した)から見上げられるのも
自分がココに居るから、と悟る。
仁川発、米国西海岸行きのアシアナ航空
堂々たるA380
大気が澄んでいる冬場は
結構、クリアに見えるのに、と思いつつ
あらためてコントレールの描き出す直線に
ヒコーキって、真っ直ぐ飛ぶんだなぁ、と
改めて感心したりする。
ロングフライト、頑張れよ!と
そっとエールを送って見るも
もう、自分では乗る気がしない。
以前は、全く「苦」とは思わなかったのに。
空に低い雲が垂れこめて
頭上から押されるように頭の重い日が続く。
そこに飛んで来る、ハーキュリーズ。
特有の回転翼の低音が、こんな日は、更に頭に響く。
ヒコーキ好きじゃなかったら
「うるせー!」って言いたくなる騒音なのだろう。
せめてもの抵抗に、画像をちょいとばかり
加工してみた。
後続機も、加工~!
更にその後に続く機体も、え~い!
どうせ空も鉛色なんだから
そのまま飛んでお行き!と、加工設定のままにしたら
不思議と、案外、面白い。
1機、2機、3機・・・と笑っていたら
あらら、更に追い打ちをかけて
別のグループが飛んで来た!
こともあろうに、加工の仕返し!とばかりに
4機も投入して来るなんて!
ふっ・・・
地上では、あんなにデッカイ機体でさえ
写真に納まってしまえば
私が手にする針仕事の、糸の結び目よりも
小さくなってしまうのだから、面白い。
流石に、連休中はヤツラもおとなしい。
何だかちょっと、つまらない。