ヒコーキ２景 at 桃園国際空港

非常に残念なことに

桃園国際空港の旅客ターミナルには

旅の最大のお楽しみである「展望デッキ」が備えられていない。

空港の近くに、航空科学館があり

入場券を購入すれば、かつては管制塔として使用されていた場所から

離着陸する飛行機たちを眺めることは出来るらしいが

ターミナルからの徒歩移動は、不可。

しかも、１時間に１本のバス便を利用するしかないとのことで

何となく前向きな気持ちが萎えてしまった。

わざわざタクシーを利用してまで…という思いもなく

空港施設の内部から、ガラス越しにちょいと見えるものだけに

カメラを向けてみた。

朝の光景。。。

何となく、これから１日が始まる、という

ぼんやりとした空のもと、駐機していたのはタイ国際航空。

荷積みの真っ最中だ。

あらゆる車両が行き交い

それでも人の手と人の力が要所にきちんと配置されないと

コトはスムーズに運ばない。

尾翼の数を数えてみよう。

その向こうに見えるのは、チャイナエアラインの開花した梅の花。

更にその奥には、香港のフラッグキャリア：キャセイパシフィック航空。

タイ国際空港の機体の上部に

小さ～～～く写っているのは

澳門航空と復興航空。

駐機する機体を眺めれば、自ずとその国に思いを馳せて

いつかは彼の地へも行ってみたい、と思ってしまう。

到着ロビーでは

到着便のタイムテーブルが表示されたボードの前で

多くの出迎えの方々が、それぞれの待ち人を

今や遅しと待っている姿があった。

空港には、人の数だけ

それぞれのドラマがあるのかもしれない。。。