先頭 ~ EH500形電気機関車 ~
高架橋を渡っているとき
遠くにチカッ!と光る灯りを見た。
ふと、足を止める。
貨物輸送の牽引車だ。
EH500形・・・。
電気を動力源とし
電気機関車とのこと。
平成のマンモス、とも呼ばれているそうだけど
実に長い長い貨物を従えて
いいあんばいの時間をかけて、高架橋の下を
右から左へと走り抜けていった。
E→ 電気機関車
H→ 動輪が片側8個
へぇ~、そういう意味があったんだ、と
新たに知る鉄道の世界。
最初は、子どものころにそうしたように
通過していくコンテナの、車両の数を
1,2,3,4・・・と数えていたけれど
途中で飽きても、まだ車両は続く。
そして、とうとう最後尾の車両が
「かたん」と、軽い音を上げて、全てが通り過ぎて行ったとき
あ・・・!と思った。
最初はすべての車両が、引っ張られてのスタートだけど
最後尾の車両とて加速がつけば
ちゃんと自分に備えらえている車輪を回し、走行する。
スピードに乗ってしまえば
あとは全てを委ねるだけで目的地に運ばれていく。。。
平成のマンモス、なかなかやるじゃないか!と
人生の牽引「者(しゃ)」なるもののことを重ね合わせ
なるほど、と思った次第。